障害福祉記録ソフトでできる7つのことは?メリットや選び方も解説
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障害福祉サービスを提供する際に、月々の請求業務やケース記録の作成・スケジュール管理など、さまざまな記録業務が発生します。
そのため業務量の多さや業務効率の悪さに、悩んでしまうこともあるのではないでしょうか?
障害福祉サービスを実施する従業員の負担を軽減し、業務効率を向上させるために障害福祉記録ソフトの導入がおすすめです。
障害福祉記録ソフトを導入すれば、さまざまな業務を効率化できますが、何ができるかを知らなければ導入を検討できません。障害福祉事業所の業務効率を向上させたい方は、障害福祉記録ソフトでできることを確認しておきましょう。
この記事では、障害福祉記録ソフトとは何か、導入してできることについて紹介します。導入するメリットとソフトの選び方もあわせて解説しますので、障害福祉記録ソフトを選ぶ際の参考にしてください。
目次
障害福祉記録ソフトとは?
障害福祉記録ソフトとは、次のような障害福祉サービスを提供する事業所の、請求業務や記帳業務を効率化するソフトです。
- 居宅介護
- 重度訪問介護
- 療養介護
- 生活介護
- 自立生活援助
- 自立訓練
- 就労移行訓練
訪問介護や自立支援などの障害福祉サービスを行う際には、国保連への介護給付費請求やケース記録の作成などの業務が発生します。
ほかの業種では扱わない専用書類を取り扱う機会が多く、従業員の事務負担が課題となっている事業所は多いです。障害福祉記録ソフトには、障害福祉サービスに付随する事務業務を効率化する機能が備わっており、業務負担を軽減できます。
障害福祉記録ソフトでできる7つのこと
障害福祉記録ソフトの導入を検討している方は、利用できる主な機能を確認しておきましょう。
障害福祉記録ソフトでできることは、次の7つです。
- 計画業務の支援
- 国保連請求
- 入金管理
- ケース記録の作成
- スケジュール管理
- 給与計算
- 会計
障害福祉記録ソフトの種類によってできることは異なりますが、国保連請求など上記の機能はほとんどのソフトに備わっています。
機能・障害福祉記録ソフトを導入してできることを確認して、自社での導入を検討してください。
計画業務の支援
障害福祉記録ソフトを導入すれば、計画業務の支援を効率化できます。計画業務を行う計画相談支援事業所などでは、スムーズに仕事を進めるために業務の効率化が必要です。
計画相談支援事業所は、障害福祉サービスを提供する際の計画案を作成したり、計画案が適切か確認したりする業務を実施しています。具体的な計画業務は、ケアプランやモニタリング報告書・個別支援計画書・評価表など、計画書の作成などがあります。
障害福祉記録ソフトには、計画書を簡単に作成できる機能が備わっており、従業員の業務負担を軽減できます。
国保連請求
障害福祉記録ソフトには、国保連請求に関する業務を効率化する機能が備わっています。国保連請求とは、国保連(国民健康保険団体連合会)に障害福祉サービスの費用を請求することです。
事業所が障害福祉サービスを提供する際は、費用の1〜3割ほどを利用者が負担し、残りの費用は国保連に請求します。
また、事業所は介護保険制度を通じて国保連に費用を請求するため、必要書類を作成しサービス実績を証明しなければなりません。障害福祉記録ソフトには、国保連請求に必要な書類を作成・伝送する機能が備わっており、スムーズに請求業務を完結できます。
入金管理
障害福祉記録ソフトには、入金管理ができる機能が備わっています。
障害福祉サービスを提供するうえで、入金管理は重要な業務です。障害福祉事業所では、国保連への請求に加えて利用者の負担額を請求する業務など、入金状況を管理する必要があります。
障害福祉記録ソフトには、入金状況を可視化し、未入金分を把握する機能が備わっています。そのため、障害福祉記録ソフトを活用すれば、未入金を防ぎ適切な入金管理を実現することが可能です。
ケース記録の作成
障害福祉記録ソフトの機能として、ケース記録を作成する機能があります。
障害福祉サービスや介護サービスを提供するうえで、利用者の容態や周辺環境の状態を把握し、記録する業務が欠かせません。
利用者の日々の状態やサービス提供状況を記録するケース記録の作成は、障害福祉事業所において必要不可欠な業務です。
障害福祉記録ソフトを利用すれば、ケース記録の作成をタブレットやスマートフォンで行えるため、作成業務を簡略化できます。
障害福祉サービスを実施してすぐにケース記録を作成できるため、記録漏れを防ぎ事業所へ戻ってからの事務業務を軽減できます。
スケジュール管理
障害福祉記録ソフトには、スケジュール管理を行う機能が備わっています。
障害福祉サービスを適切に行うためには、利用者や従業員のスケジュール管理が重要です。特に訪問介護や居宅介護など、交代制勤務を実施している事業所では、綿密なスケジュール管理を行わなければなりません。
障害福祉記録ソフトでは、利用者や従業員のスケジュールを登録すると、適切にスケジュールを管理できます。
またバイタルや食事・運動など、日々のできごとも記録として残せるため、利用者の状態を把握する際に役立ちます。
給与計算
障害福祉記録ソフトはスケジュール管理機能が備わっているため、登録された従業員の稼働実績から給与計算が可能です。
障害福祉サービスによって給与体系が異なりますが、サービスに応じた給与計算を自動的に行えます。
給与計算の条件や項目を細かく設定できる障害福祉記録ソフトもあるため、自社に合ったソフトを活用することが大切です。
会計
障害福祉記録ソフトには、会計業務を効率化する機能が備わっており、会計処理にかかる業務負担を軽減できます。
障害福祉記録ソフトを導入すると、社会福祉法人が遵守するべき法律や会計基準の改正が自動的にアップデートされるため、適切な会計処理を実現できます。
また障害福祉記録ソフトには、社会福祉法人特有の会計に特化した機能が備わっているため、記入ミスや計算ミスを防ぐことが可能です。
従業員の業務負担を軽減し、効率的に会計処理を実施するために、障害福祉記録ソフトの導入がおすすめです。
障害福祉記録ソフトのメリット
障害福祉記録ソフトの導入を悩んでいる企業は、導入することで得られるメリットを確認しておきましょう。
障害福祉記録ソフトを導入するメリットは、次のとおりです。
- 記録の書き方を覚える必要がなく職員の負担が軽減
- タブレットで入力すれば業務効率化
- 法改正にもスムーズに対応可能
それぞれのメリットを確認して、障害福祉記録ソフトを導入するべきか検討してください。
記録の書き方を覚える必要がなく職員の負担が軽減
障害福祉記録ソフトを導入するメリットは、記録の書き方を覚える必要がなく、職員の負担が軽減できることです。
事業所が障害福祉サービスを提供するうえで、必要書類を作成し、国保連への請求やスケジュール管理などを実施しなければなりません。
通常であれば、障害福祉サービスにおける記録の書き方を覚える必要があるので、新人に記録方法を教育する手間が発生します。
しかし障害福祉記録ソフトでは、入力項目がわかりやすく可視化されており、テンプレートが用意されているケースもあります。そのため障害福祉記録ソフトを導入すれば、記録の書き方を覚える手間や教育する負担を軽減することが可能です。
タブレットで入力すれば業務効率化
障害福祉記録ソフトを導入し、タブレットで入力すれば業務効率化につながります。
紙媒体の記録表や計画書を使用している場合、書き間違えや書き忘れが発生するリスクがあり、記録業務にかかる負担も大きいです。また、従業員が必要書類を探す際には時間と手間がかかるため、利用者対応以外での負担が発生します。
障害福祉記録ソフトを導入してタブレットで入力すれば、書き間違いや書き忘れをアラートしてくれるため、ミスを防止できます。さらにタブレットでクラウド上に保管されている書類を検索して、スムーズに必要な書類を見つけることも可能です。
法改正にもスムーズに対応可能
障害福祉記録ソフトを導入するメリットとして、法改正にもスムーズに対応できる点が挙げられます。
障害福祉記録ソフトは、法改正が起きるたびに、自動的にシステムをアップデートして、必要項目や書類作成のルールをアップデートしてくれます。そのため法改正が起きてもシステムのアップデートにスムーズに対応して、法令違反を防止することが可能です。
なお、シエノワを導入すれば、従業員の手間を軽減し健全な運営を実現できます。法改正に対応できる機能も備わっているので、障害福祉記録ソフトの導入を検討している企業は、シエノワの導入を検討してください。
障害福祉記録ソフトを選ぶポイント
数多くの種類がある障害福祉記録ソフトから、自社に適したものを選ぶためにはいくつかポイントを押さえておく必要があります。
障害福祉記録ソフトを選ぶポイントとして、次の項目を複数のソフトで比較しましょう。
- 対応しているサービス
- 機能
- 料金
- 導入形態
障害福祉記録ソフト選びで失敗しないよう、それぞれのポイントから自社に適したソフトを見極めてください。
障害福祉記録ソフトを選ぶポイントとして、対応しているサービスを確認しておくことが大切です。
障害福祉記録ソフトには、大きく分けて「総合型」と「特化型」の2種類があります。
障害福祉記録ソフトの種類 | 特徴 |
総合型 | 障害福祉サービス全般に使用できる |
特化型 | 一部のサービスに特化している |
特化型のソフトでは、ケース記録作成や国保連請求ができても、給与計算やスケジュール管理の機能がないケースもあります。
たとえば、訪問介護サービスに特化した障害福祉記録ソフトは、訪問介護サービスに必要な機能しか備わっていません。
自社が提供するサービスに対応している障害福祉記録ソフトを選ぶことで、業務効率化と従業員の負担軽減につながります。
機能
障害福祉記録ソフトを導入する際には、機能を確認しましょう。自社が求める機能が備わっていないと、障害福祉記録ソフトを導入しても業務に活用できません。
障害福祉記録ソフトに備わっている機能は、大きく分けて次の3種類です。
- 請求処理
- 計画書作成
- ケア記録作成
すべての機能が備わったソフトが必要か、一部の機能のみで十分か、現状の課題と導入する目的から検討する必要があります。
また障害福祉記録ソフトを選ぶ際には、機能の操作性を確認して、使いこなせるソフトを導入するべきです。
料金
障害福祉記録ソフトの選び方として、複数のベンダーが提供しているソフトの料金プランを比較検討するのがよいでしょう。
障害福祉記録ソフトの多くは料金が公開されていないケースが多く、ベンダーへの問い合わせによって確認できます。複数のベンダーに問い合わせて見積もりを比較し、予算内で導入できるソフトを厳選しておきましょう。
また障害福祉記録ソフトを選ぶ際には、料金の安さだけでなく、費用対効果の高いソフトを選ぶことが大切です。操作性や搭載機能・アフターサービスの充実度から、予算内で費用対効果の高いソフトを選びましょう。
導入形態
障害福祉記録ソフトの選び方として、自社に適した導入形態のソフトを選ぶことが大切です。障害福祉記録ソフトの導入形態は、主に次のような種類があります。
- クラウド型
- オンプレミス型
クラウド型は、ベンダーが構築したシステムをクラウドを通じて利用する導入形態です。自社でシステムを開発・構築する手間がかからず、インターネットがつながる環境であれば、どこでもソフトを利用できます。
対してオンプレミス型は、自社のサーバー内にシステムを構築して運用する導入形態です。自社の課題や目的に適した機能や仕様にカスタマイズしやすく、自由度の高い設計でシステムを構築できます。
自社に合った導入形態の障害福祉記録ソフトを選んで、適切に運用しましょう。
シエノワが提供する電子カルテ共有システムは、機能や使い勝手だけでなく、料金面でも導入しやすいソフトです。
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障害福祉記録ソフトを検討しているなら「シエノワ」がおすすめです。シエノワとは、クラウド上で利用者と事業所間の情報共有を円滑化し、高精度なケアを実現するサービスです。
事業所の利用者が、タイムライン上で情報収集・同じ悩みを抱える仲間を発見し、コミュニティに参加して居場所を確保できます。
また事業所は、関係機関や利用者とその家族との情報共有を円滑化して、業務効率を向上することが可能です。
障害福祉記録ソフトの導入を検討している企業は、シエノワを利用すれば、課題解消・目的達成につなげられます。詳しくは下記の資料を確認して、シエノワの利用を検討してください。
まとめ
障害福祉記録ソフトを導入すれば、煩雑化している記録業務・請求業務を効率化できます。
業務効率を向上させて従業員の負担を軽減できるため、利用者に質の高いサービスを提供することが可能です。
また、クラウド型の障害福祉記録ソフトを導入すれば、タブレットやスマートフォンから記録業務を完結でき、スムーズな情報共有を実現できます。
利用者やその家族・関係機関との情報共有を円滑化したい企業は、「シエノワ」を利用しましょう。
シエノワでは、障害福祉サービスにおいて重要な情報共有を円滑化し、利用者の満足度を向上させる機能が備わっています。
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